保守政治のポピュリズムと知的生産層の劣化

「保守政党」とは、「保守主義の立場に立ち、変革よりも現体制を維持し伝統的な価値観を重視する政党」(https://ja.wikipedia.org/)の意であるが、日本ではその保守が消費税の廃止などのポピュリズムを述べていることが特質なのではないか。

 

本来ポピュリズムというものは、大衆と結びついた革新的政党が述べることが傾向であると思うのだが、、、。

 

であるからして、本来保守政治とポピュリズムとは相反した関係にあるのではないかと思うのだが、、、。

 

日本においては、そもそもオール保守と言われるくらいであるが、、、。

 

 

 

日本においては、その保守政党がポピュリズムを述べる傾向がある。

 

その理由は一体何であるのか。

 

いわゆる「ポピュリズム領域の拡大」という事実はどこから生じてくるのか。

 

非常に重要で大きな問題がそこにある。

 

私はその理由を日本の「知的生産層の劣化」が大きな理由であろうと推論する。

 

 

 

日本の知的生産層は、いわゆるアベノミクスにより海外から洗脳され、そそのかされてその国際的位置の向上や表面上の利益のために、日本国民の借金マネーを海外に大量に流出させた。

 

国民もマスコミもそれに賛同して、、、。

 

その罪深さが非常に深刻な事態を今日にもたらしている。

 

日本再生が期待される。

 

 

 

そのアベノミクス下での海外からの日本への「視線」が、日本の知的生産層を堕落させ劣化させた。

 

日本の多額の税金が海外に流出する原因となった安倍晋三元首相による経済政策、いわゆるアベノミクスによる「株高誘導」が、その本質が海外からの半ば攻撃的意図でなかったかと、私は推論している。

 

 

 

アベノミクス下で、日本の知的生産層は、利権という名の借金に誘惑され、堕落し、そして劣化した。

 

借金というマイナスマネーの「利権」に誘惑され、税金を海外に株高という形で大量に流出させ、海外から洗脳された知的エリートや政治家が、さらに国内では国民を洗脳した。

 

 

 

そしてその当事者たちは、借金をばら撒くことを経済と偽り、騙し、虚偽をばら撒き続けた。

 

国民も、その虚偽の洗脳に気づかずに、踊り、愚かな行為を繰り返した。

 

結果日本には、子供から老人までの国民一人当たり1000万円という国と地方を合わせての膨大な金額の借金が残された。

 

 

 

アベノミクスによる大半のマイナスマネーは、多額の国債費によって賄われているという特徴を持つ。

 

そのことの意味は、血税ですらなかったということを意味する。

 

そのことは、日本のアベノミクスにおける分析を行う際に忘れてはならない点であろうと思われる。

 

血税ですらなかっったので、国民に明確な借金であるということからくる「痛み」が伴うことがなかったことは、誠に特筆すべき事項である。

 

つまり、マイナスマネーであるという自覚が存在しなかった。

 

自覚が伴わなかった。

 

 

 

自覚が伴わなかったから、結果として無数に際限なく借財することを繰り返し、多発することとなった。

 

そしてそれは、借金は返さなくても良いという「MMT理論」のような方便を用いることによって合理化された。

 

それは、洗脳を国全体が受けているかのような、まるで「洗脳列島」であるかのようであった。

 

虚偽がばら撒かれ続けた。

 

 

 

血税という痛みを伴わずに、国に借財を背負わせることで安易に「経済的成果」を享受できるという、それがアベノミクスの本質なのであるが、金融緩和という方便を用い続けた。

 

それが安倍政権、菅政権、そして岸田政権の中途に至るまで繰り返され続けた。

 

そして、その結果日本は、実体経済を全く顧みない、借金だけの「ゼロ成長国家」となったのである。

 

失われた30年とは、こうした借金マネーに甘えて実体経済を全く顧みずに、実体経済を向上させる努力を怠り甘え続けたことが理由となり生まれたものであることは、誠に明らかな事実である。

 

 

 

今、現在日本の抱える借財の原因は、そういう実体経済を向上させる努力をせずに、甘え続けたことが理由になり発生してきている。

 

当然、将来的に負担となることを恐れて見ようとしない、国民自身にもその責任はある。

 

その恐れを、MMT理論等によって見ようとせずにいることが間違いの原因である。

 

 

 

この間違った、国や将来の自分たちの子孫について、国民一人一人が改めてきちんと思慮し、意識を変えようとすることがなければ、日本にとって明るい未来が訪れることは全くあり得ないと言っていい。

 

このことを、私たち国民は深く自覚すべきなのである。

 

ポピュリストの甘言に騙されるべきではないのだ。

 

 

 

ポピュリストたちは、派手なパフォーマンスを行ったり、派手な演出をして各種の理論を述べたりするが、そういったことが必要なのではない。

 

日本人にとっては、そういった派手な「政策」が必要なのではなく、国民一人一人のレベルからの「堅実な自覚」と人間としての原点回帰こそが、今必要なのである。

 

 

 

そして、借金は返さなくていいという甘言を行うポピュリストをきちんと批判して、この国のモラルハザードを正して日本の再生を目指して、堅実な道を歩むべきなのである。

 

ポピュリストの派手なパフォーマンスや、体裁だけ整ったパフォーマンス的理論に騙されていては、日本の破滅的な危機が起こることがあり得るのである。

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